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岩波文庫

BOOK

「君が代」が登場する「御伽草子」の「さざれ石」を現代語訳してみた

「御伽草子」という名はどこかで聞いたことがあると思います。では実際にどのようなものか、ご存知ですか。まず「草子」とは「絵を多く入れた大衆的な読物の冊子」のこと。...
BOOK

絶望する少年少女たちへ――僕がキェルケゴール「死に至る病」から学んだこと

本屋にて「死に至る病」というタイトルに惹かれて手にしたが、一方でそのストレートな言葉が怖かった。こころに抱える暗黒に引きずり込まれそうで、そこから抜け出せなくなるのではないかと感じた。だから思い切って手に入れたにも関わらず、最初は机の横に放置していた。数ヵ月後やっと手にしたが、読み終えるのにさらに1年を要した。
BOOK

ドラマチックはカッコ悪いぞと荷風が教えてくれた

永井荷風の「濹東綺譚」を読んだ。彼はそこで劇的なシーンの描写をベタと評した。たとえば主人公と情を交わすお雪の登場は突然の雷雨の傘の下である。